住まいの豆知識/Q:ウッドデッキ・ウッドバルコニーの日頃のお手入れはどうしたらいいの?

Q:ウッドデッキ・ウッドバルコニーの日頃のお手入れはどうしたらいいの?

 

A:腐食を避ける為にこまめなお手入れをおすすめします。

屋外にあるウッドデッキは、過酷な自然環境の影響にさらされています。

雨天時は水分を含み膨張し、晴天時は乾燥して収縮するといった状況が繰り返し起こります。

その為、木にひび割れが生じ、木の中に水が浸透して腐食の原因になります。こまめなお手入れが必要です。

 

★何もメンテナンスしないでそのままにしたウッドデッキを比較してみましょう!

2014年4月のウッドデッキと2021年4月のウッドデッキを比較

 

↓↓↓2014年4月のウッドデッキ↓新しいので色も良いです。

↓↓↓2021年4月のウッドデッキ↓色も薄くなっています。一部朽ちています。

※資料はBinO START UP MANUAL建てる前に知っておきたいスタートアップマニュアル/STANDARD~規格住宅について~より抜粋

●日々のお手入れ方法

砂やホコリの中には腐朽菌が入っています。放置すると腐食の原因になります。こまめな清掃をおすすめします。

季節ごとにデッキブラシ等で軽くこすり、水で流します。

汚れがひどい場合は中性洗剤で洗ってください。

デッキの縁や裏は湿気がこもりやすいため、コケや菌類が発生する場合もありますので、発見次第ブラシ等でこすり落としてください。

その他にも【!】

・ウッドデッキ、ウッドバルコニーの床面は雨が降った後、水が溜まる場合があります。

そのままにしておくと腐食の原因にも!柔らかいデッキブラシ等で水を落としてください。

・笠木部分には、木の腐食を防ぐように定期的に推奨の木材防腐スプレーをしておくことをおすすめします。

・収納や植木鉢等を長い期間置いたままにしておくと、雨水がたまりやすくなります。定期的に移動することをお勧めします。

 

 

ココがポイント!メンテナンスはしたくないけど・・・ウッドデッキはほしい!という方へ

無垢材ではないのですがメンテナンスが苦手な方に向けて山六木材ではネオカットウッドをおすすめしています。

●ネオカットウッドとは?

三条市の株式会社 高儀さんが開発した新素材です。

NEOCUTWOOD – ネオカットウッド

エクステリアを通じて、豊かな暮らしをご提案。人工木ウッドデッキ・ウッドフェンス。高儀「ネオカットウッド」

1. 優れた耐久性と耐候性

天然木粉と樹脂の複合材ですので、水に強く腐りにくく、シロアリ等の食害もありません。また、天然木デッキのような防腐剤塗布等のメンテナンスも必要ありません。また、シックハウス等の原因物質も使用していません。

2. 優れた加工性

加工性は木材と同じく、鋸やカンナ、ノミなど木工用のものが使え、ムク材ですのでどの位置、どの角度からでもビスを打ち込むことができます。根太と束をつなぐ際も、ビスの斜打ちで対応できますので、L金具を使うことなく組立てができます。

3. 色褪せが少ない

原料に顔料を練り込んでいますので、経年変化による色褪せは少なく抑えられます。

●無垢材ではないので、無垢にこだわる方にはお勧めできないのですが質感を大事にしたいけど、メンテナンスを楽にしたい方にピッタリな商品です。

人工木デッキの特性として

〈色のばらつき〉があります。

・ネオカットウッドは天然木の風合いを出すために、木粉が多く含まれています。そのためデッキ材や幕板、製造時期によって、部材ごとに多少のばらつきがあります。

・表面をサンディング処理(サンドペーパーで削る)しているため、見る角度によって光の当たり方が変わると色や濃淡の差異があるように見えてしまうことがあります。

 

〈色移り〉があります。

・ネオカットウッドは経年変化により商品に含まれる成分が色移りの原因となるため、デッキや手摺上には衣類・布団・洗濯物などを直接置かないでください。また成分が雨水などと混じり、衣類等に付く場合がありますのでご注意ください。

〈カビやシミ〉が発生します。

・品質には問題ありませんが、外部から飛散したカビ菌やサビなどは防ぐ方法はありません。これは人工木に限らず天然木のウッドデッキにも共通することです。明るい色の方が汚れやシミ、カビなど目立ちやすい傾向にありますので、気になる方はダーク系をおすすめします。

 

〈温度差による伸縮と反り〉があります。

・ネオカットウッドは樹脂が配合されていますので、温度差によって多少の伸縮があります。

〈その他注意〉として

・デッキ上に空き缶などの金属製のものを放置したり、鉄粉や鉄の切削屑を付着したままにすると、木粉と反応して黒いシミ(タンニン)になる場合がありますので避けてください。

・木粉が多く含まれる人工木の特性上、水気や湿気の多い場所への設置はカビや変形の原因となりますので避けてください。

・床板を幅切した場合は、強度が低下しますので、中空部もしくは下地に補強材を入れてください。

・根太材は発泡剤を使用して成形している為、幅切りできません。

↓詳しくはネオカットウッド(NEOCUT WOOD)株式会社 高儀のホームページにも情報は掲載されています参考までに。